高血圧症とは
高血圧症とは、心臓が全身に血液を送り出す際にかかる圧力(血圧)が、慢性的に高い状態が続く病気です。
高血圧症の大きな特徴は、自覚症状がほとんどないという点です。
頭痛やめまいを感じる場合もありますが、多くの方は血圧が高くても特に何も感じないまま日常生活を送っています。
そのため、健康診断で初めて指摘されて驚くという方も少なくありません。
症状がないからといって放置してしまうと、血管や臓器への負担が少しずつ積み重なり、ある日突然、脳梗塞や心筋梗塞といった深刻な病気を引き起こすことがあります。
高血圧症は「サイレントキラー」とも呼ばれており、症状がないうちから正しく向き合うことが大切です。

こんな症状ありませんか
高血圧症は自覚症状が出にくい疾患ですが、以下のような症状が現れることがあります。
症状がまったくない場合でも、健診で数値の異常を指摘された方は早めに受診することが重要です。
- 頭痛・頭重感(特に後頭部)
- めまい・ふらつき
- 耳鳴り
- 肩こり・首のこわばり
- 動悸・息切れ
- 顔のほてり・赤み
- 健診で血圧が高いと指摘された
- 血圧が高い家族がいる
- 塩分の多い食生活が続いている など
症状がないからこそ、早めの対処が重要です。
気になる項目がある方はお気軽にご相談ください。
高血圧症の原因
高血圧症は、原因によって大きく2つの種類に分けられます。
日本の高血圧症患者の多くが、特定の原因疾患がなく生活習慣や遺伝的な体質が複合的に関わる本態性高血圧です。
塩分の摂りすぎ・肥満・運動不足・喫煙・過度の飲酒・慢性的なストレスなどが血圧を上げる要因として挙げられ、加齢とともに発症リスクが高まります。
一方、腎臓疾患・ホルモン異常・睡眠時無呼吸症候群などの病気が原因で血圧が高くなる二次性高血圧もあります。
若い年齢での発症や、生活習慣を改善しても血圧が下がりにくい場合は、原因疾患の精査が必要になることがあります。
高血圧症の検査について
高血圧症の診断や状態の把握には、複数の検査を組み合わせることが重要です。
当院では、診察時の血圧測定に加え、ご自宅での血圧記録の持参をお願いしています。
血圧は日中の活動や緊張によっても変動するため、家庭での朝晩2回の測定記録が正確な状態把握に役立ちます。
また、血液検査・尿検査によって腎機能・血糖値・コレステロール値などを確認し、合併症の有無や進行状況を評価します。
さらに当院では、動脈硬化の進行度を調べる血管年齢検査にも対応しています。
自覚症状がなくても血管の状態を客観的に把握できる検査ですので、気になる方はご相談ください。

高血圧症の治療方法
高血圧症の治療は、生活習慣の改善を基本としながら、必要に応じて薬物療法を組み合わせて行います。
食事の塩分を控える、適度な運動を習慣にする、禁煙・節酒に取り組むといった生活習慣の見直しが血圧管理の基本です。
ただし、長年の習慣をすべて一度に変えることは難しく、特にご高齢の方にとっては大きな負担になることもあります。
当院では、どこから取り組めるかを患者様と相談しながら、現実的に続けられる方法を一緒に考えることを大切にしています。
生活習慣の改善だけでは血圧が十分に下がらない場合は、患者様の年齢・体質・合併症の有無などを考慮したうえで、降圧薬による治療を行います。
薬を使いながら生活習慣の改善も続けることで、将来的に減薬につながるケースもあります。

高血圧症を放置するリスク
高血圧症を放置すると、血管が少しずつダメージを受け、動脈硬化が進行していきます。
動脈硬化が進むと血管が硬く狭くなり、以下のような重大な疾患を引き起こすリスクが高まります。
- 脳梗塞・脳出血(脳卒中)
- 心筋梗塞・狭心症
- 心不全
- 慢性腎臓病・腎不全
- 大動脈瘤・大動脈解離
- 血管性認知症
これらの病気は突然発症して命に関わるケースも多く、後遺症が残ることもある深刻な疾患です。
高血圧症の治療は、こうした将来の重大な病気を予防するための取り組みです。
健診で指摘を受けたにもかかわらず放置している方、家族に高血圧の方がいる方は、ぜひ早めに受診されることをおすすめします。
糸島市二丈で高血圧症でお悩みの方へ
高血圧症は自覚症状が出にくいからこそ、気づかないうちに血管や臓器へのダメージが積み重なっていく病気です。
当院では、数値の管理だけでなく、患者様の生活スタイルに寄り添いながら無理なく続けられる治療をサポートしています。
糸島市二丈で高血圧症でお悩みの方は、みやこだ医院までお気軽にご相談ください。
